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菅野沢の大杉


1999年5月8日に私の娘と学童クラブの仲間たちと一緒にわらび採りの際に杉沢の

大杉を観てきました。(1943年、国の天然記念物に指定。福島県安達郡岩代町杉沢)

船引駅から車で約20分。田村郡船引町と安達郡岩代町の境の丘陵地。その大スギは

盆地状の広場の中央に一本だけ、空から舞い降りた巨大な緑の塊といった感じで立って

いました。幹回り12.6メートル、樹高50メートル。推定樹齢600年、1000年説もある。

主幹は地上10メートルで数本の巨枝に分かれ、真っすぐ天へ。それから幾本もの枝が

バランス良く四方に伸び、下方のは地面すれすれまでに優雅に枝垂れる。

これぞスギといった三角形。この大スギ、ほとんど傷みがない。枝張り、高さとも圧倒的

大きさだが小枝の先まで手入れの行き届いた盆栽のようでもあります。江戸時代初期の

1643年、二本松藩主の丹羽光重が、領内巡視中、あまりの大きさに驚き「杉沢の大スギ」

と呼んだ。以後、それまで菅野沢だった地名が、杉沢に変わったのだと言われています。

私の叔父は子どもの頃、この大杉に登って遊んだものだと言っていました。3年ほど前に

岩代町の観光コースとして側に駐車場と記念館が出来てからは、回りに柵が張り巡らさ自由

にならなくなつたと昔を懐かしんでいました。今まで台風や落雷の被害に遭ったことは一度も

ないという。不思議な生命力で「美しさ」を保つてきたと説明してくれました。 近くに阿武隈山

系の秀峰日山(天王山)があり、そこのキヤンプ場でバーベーキューを楽しんできました。

夏は避暑地を兼ねて、バンガローは予約で一杯だそうです。











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